シニアをライフスタイル別にクラスター化したSAVASは、シニアの価値観を大きく規定する2つの基本軸を設定しています。
第1軸は「自分」-「地縁・血縁」の軸です。この軸は興味・関心事や注力する分野が、大きく分けて「自分」なのか「地縁・血縁」なのかを相対化します。
第2軸は「アクティブ」-「非アクティブ」の軸です。この軸は興味・関心事・行動範囲が「外の世界」なのか「内の世界」なのかを相対化します。
この2軸から生じる4つの空間を(1)「造縁ゾーン」(2)「活縁ゾーン」(3)「埋縁ゾーン」(4)「切縁ゾーン」と設定しました。
●造縁ゾーン
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ゾーン(1)は地縁・血縁を介せず、外の世界に関わりを持つシニアが位置するゾーンです。
このゾーンに位置するシニアは同好の集まり(趣味縁)や生涯学習の同窓生(学縁)など、自分で選択する新たな縁(選択縁)を作り出し、幅広いネットワークを構築していきます。
インターネット・E-mailは選択縁を作り出すのに最適なツールですが、彼らはインターネットを駆使し自分に合った情報を集めたり、趣味縁で出会った友人とE-mailでコミュニケーションを取っています。
新しい縁を造ることから、このゾーンを「造縁ゾーン」と名付けました。 |
●活縁ゾーン
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ゾーン(2)は地縁・血縁といった既存の縁を活用して、外の世界に関わりを持つシニアが位置するゾーンです。
このゾーンに属するシニアは「新たな知り合いを作る」ことへの関心は低く、既存の縁(地縁や血縁)を活用して、旅行や趣味などを楽しみます。インターネットやE-mailなど、一から覚え始めることにはあまり興味がなく、今までの経験の延長線でできる事・楽しめる事を志向する傾向があります。
既存の縁を活用することから、このゾーンを「活縁ゾーン」と名付けました。 |
●埋縁ゾーン
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ゾーン(3)は地縁・血縁といった身の回りにしか興味がなく、外の世界に関わりを持たないシニアが位置するゾーンです。
このゾーンに位置するシニアは親戚や近所といった自分の身の回りの世界だけの生活を重視します。既存の縁を活用して、積極的に何かをしようといった意識も低く、ただ既存の縁に属しているだけで、その縁の中でのみ交流します。
既存の縁に埋没することから、このゾーンを「埋縁ゾーン」と名付けました。 |
●切縁ゾーン
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ゾーン(4)は地縁・血縁といった既存の縁を切り離し、自分の世界に引きこもっているシニアが位置するゾーンです。
このゾーンに位置するシニアは外の世界のみならず、親戚や近所といった、自分の身の回りの世界さえも関心が高くありません。自分の健康など、自分の事しか関心を示さず、この人たちを良い言葉で表現すれば「孤高」といったところでしょうか。
あらゆる縁から切れていることから、このゾーンを「切縁ゾーン」と名付けました。 |

「自分」-「地縁・血縁」、「アクティブ」-「非アクティブ」の2軸及び、「造縁」「活縁」「埋縁」「切縁」の4ゾーンの視点・視座は、SAVASの基本的な視点だけでなく、シニアをライフスタイルで捉えるうえで必要不可欠な視座でもあると言えます。
「縁」という視点・視座で見てみると、「次世代のシニア」の輪郭がおぼろげながら掴めてくるでしょう。
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